神が世に与えられた最高の贈り物は、御子イエス・キリストでした。イエスが全ての信者に与えられた最高の贈り物は、聖霊でした。そして、聖霊が信者に与えられる最高の贈り物は異言です。
聖霊が人に臨む時、聖霊は霊の言語を私たちに与えられます。異言で祈る事を通して、私たちは受けた力を発揮し、イエスの証人となります。それは、異言を通して私たちの霊が再燃されるからです。私たちが霊的に燃えている状態の下では、肉を制御しやすく、その結果、神の力を上手く活用する事ができるからです。
異言を話すには
異言を話すには、異言についての正しい理解と、その理解に基づいた信仰が必須です。クリスチャンは一般に、異言が神の御言葉と御心に沿っていると確信しない限り、信じようとはしません。信じる事ができないのです。霊の言葉で祈る事の力と、その目的を十分に理解していない人は、異言で積極的に祈ろうとしないものです。
異言に関する御言葉を理解したら、それを心で信じる必要があります。私たちは、知性において御言葉を信じる事はできません。信仰は種のようなもので、心に植えられ、芽が出て、収穫の為に成熟するまで育てられる必要があります。信仰が正しく働くには、強い決断と積極性が欠かせません。
信じたのであれば、後は実践するのみです。最初の異言は、明確な言葉のようなものではないかもしれません。ちょうど、乳飲み子が言葉を学習するようなものなので、正しい発音にこだわる必要はありません。初めはとにかく、口を動かす事が大事です。神は、神の子が成長を目指して歩む姿を喜んでおられる事も覚えておくと良いでしょう。
信仰と愛
ユダ 1:20-21「御霊によって祈る事で自分の最も聖い信仰の上に自分自身を築き上げ、神の愛の内に自分自身を保ち、永遠の命に導く、私達の主イエス・キリストの憐れみを待ち望みなさい。」
信仰と愛は、異言によって活性化されます。希望は「未来」を漠然と見ますが、信仰は「今」に視点を置いて、信じている事の結果を見ようとします。そして、信仰は愛という原動力を得ると、その他の全ての御霊の実を結ぶようになります。
キリストに似た者へと成長する
ローマ 8:29「神は、予め知っている人たちを、御子のかたちと同じ姿に予め定められたのです...」
これが唯一の神の召しです。多くの人は、様々な奉仕の役割を「神の召し」と勘違いしています。役割をこなす事は重要ですが、それは一時的であり、変わる事もあります。しかし、神の召しは変わりません。異言は、私たちの魂をキリストに似た者にする為に大きな助けとなります。何故なら、異言で祈る事によって私たちの霊が活性化され、御霊の実を結ぶようになるからです。信仰の成長を早めたいのであれば、聖霊が与えて下さった神との交わりの方法、すなわち、異言で祈る事が欠かせません。
信仰を直接成長させる唯一のものは御言葉です。信仰の成長を促す最高の手段は異言です。御言葉は食べ物のようなもので、それを食べる事で私たちの体も作られ、成長します。異言は運動のようなものと言えるでしょう。運動する事によって、体がより強くなり、発育をさらに促進させます。御言葉は直接的に私たちを成長させる事ができますが、私たちがそれだけで成長しようとするなら、逆に時間が掛かります。異言は私たちの成長を促進させますが、御言葉を知らずにいるなら、異言の効果は半減されてしまいます。私たちが両方をバランスよく行うなら、私たちの成長は早くなります。
私たちは御言葉で心を満たし、異言で祈る事によって肉を取り除き、御霊の思いに浸る事ができます。そうなると、思考が霊と一致してくるようになり、一致するほどに、キリストの品性が自然と現れます。そして、神の力も意図的に解放出来るようにもなれます。
聖霊が与える賜物（異言）は、生まれ変わった信者がそれを用いて、自らが成長する為に与えられています。これは「個人的な異言」であり、他人を祝福する為ではなく、自分自身の魂を霊と一致させる為に与えられたものです。教会における聖霊の現れ（御霊の賜物）としての異言は、必ず異言の解き明かしを伴って、他人や教会の成長を促すものです。＊但し、異言の解き明かしは個人的異言にも応用できます。
解き明かし
パウロは読者たちに、一回の教会礼拝で異言によるメッセージは、三回までにしておいた方が良いと忠告しました(1コリント 14:5)。もし、教会の成長の為に、ある人が異言を発した場合、その場に誰も通訳（解き明かし）できる人がいないなら、その異言を語った人はそれ以上続けず、座って黙っておく必要があります(1コリント 14:27-28)。
執り成し
まず誰かが祈らなければ、神の御心を地上に成し遂げる事はありません。執り成しにおける御霊の祈りは、通常の言語による祈りよりも良いものです。
御心に沿った祈り
聖霊は、私たちが神の御心に従って祈れるように、私たちの異言の祈りを導いて下さいます。私たちが100％神の御心に従って祈っているのは、異言で祈っている時のみです。神の御心に沿った祈りは、常に答えられます。
